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北陸工業新聞社
2020/11/12

【富山】予算確保、適正な予定価格など/土改、林務委が農水部長に要望/県建設業協会

 富山県建設業協会の土地改良委員会と林務委員会の正副委員長は11日、県農林水産部長に対する要望活動を行った。
 この日は、土地改良委員会から森雄一委員長、宮下修・竹内実両副委員長、林務委員会からは高尾道明委員長、中山慎仁・岩崎正人両副委員長が参加。協会の竹田淳一常務理事がそれぞれに同行した。
 農林水産部側は堀口正部長、齊木志郎・佐藤宏両次長のほか、担当各課の課長らが応対。両委員長が堀口部長に要望書を手渡した上で、要望の趣旨を交えてあいさつ。竹田常務が要望内容を説明し、各事項について格段の配慮を求めた。
 各委員会の要望内容は次の通り。
【土地改良委員会】
▽予算の確保と発注・施工の平準化について
・継続的・計画的な予算の確保
・前年度発注による第1四半期の施工量の増大
・休耕・転作による夏場施工の推進
▽入札・契約制度について
・地域インフラを支える企業に配慮した入札・契約制度の確立
・現場実態に応じた円滑な協議調整と適切な設計変更
▽適正な予定価格の設定について
・中山間地域や小規模な工事等の施工実態を踏まえた積算
・現場実態等を踏まえた資材価格と土質等を適切に反映した施工歩掛りによる積算
▽円滑な工事施工と働き方改革の推進について
・地元協力体制の確保
・ASP(情報共有システム)の本格運用
・週休二日制の導入や熱中症対策などの推進に係る条件整備
▽国営農地再編整備事業「水橋地区」における地元企業の活用について
【林務委員会】
▽予算の確保と発注・施工の平準化について
・継続的・計画的な予算の確保
・前年度発注による第1四半期の施工量の増大
・治山事業および治山・林道施設の長寿命化対策の推進
・適正な工期の設定
▽入札・契約制度について
・地域インフラを支える企業を活用した工事発注
・設計図書等に関する質問期間の確保と速やかな回答
▽適正な予定価格の設定について
・山間地域における施工実態に即した歩掛りや資材単価、諸経費による積算
・担い手の確保・育成に必要な労務単価の設定
▽円滑な工事施工について
・地権者や支障木の特定などの発注前処理
・市町村も含めた地元協力体制の確保
・現地適合した測量・設計図の整備と円滑な設計変更
・ASP(情報共有システム)の本格運用

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