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北陸工業新聞社
2020/11/13

【富山】緊急対策後も予算確保を/斜面防災協・地質協が県要望

 斜面防災対策技術協会富山支部(田中洋一郎支部長)、富山県地質調査業協会(津嶋春秋会長)は12日、県庁に江幡光博土木部長を訪れ、事業予算の確保など5項目の要望活動を行った。
 この日は、協会顧問の坂田光文県参与と中川忠昭県議、田中支部長、津嶋会長、松島一敏理事らが参加。田中支部長が江幡土木部長に要望書を手渡し、「全国的に大きな災害が続いている。富山県は災害が少ないと言われるが、同じような大雨が降れば、いつ発生してもおかしくない。国の緊急対策が最終年度を迎えるが、継続的な予算確保をお願いしたい。県民の安心安全のため、両協会でもしっかりと仕事ができる体制をとって一致団結して頑張っていく」と述べた。
 主な要望内容は次の通り。
▽地すべり対策事業および斜面崩壊対策事業の予算の確保
 「防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策」終了後の21年度以降における予算の確保・拡大
▽地質調査業の継続的な維持・発展
▽登録地すべり防止工事士の積極的な活用
 法面工事におけるアンカーが含まれる特殊工事でも入札資格の技術者要件に明記を要望
▽地すべり防止施設の長寿命化計画策定調査の実施と計画的な更新工事の実施
▽「立山・黒部」世界文化遺産登録に向けた支援

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