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日本工業経済新聞社(群馬)
2020/11/16

【群馬】群馬県市長会が2021年度県予算へ要望

群馬県市長会(会長・清水聖義太田市長)は16日、県の2021年度当初予算への要望を山本一太知事へ行った。建設関連の項目は、12市共通要望として新たに組合土地区画整理事業の促進へ財政支援を求めた。各市の個別要望は前橋市などが利根川をはじめとする河川整備を掲げているほか、藤岡市が新町駅南側のまちづくりの推進を訴えた。清水会長は「要望に対してご理解いただき、当初予算に反映をお願いしたい」と要望書を手渡した。
共通要望として出された組合土地区画整理事業の促進は土地区画整理事業施行者へ、都市計画道路だけでなく区画道路に対しても県費を充てるなど積極的な財政支援を求めている。県土整備部への建設関連の継続要望には◇幹線道路網整備◇急傾斜地崩壊対策事業の促進◇汚水処理施設などの整備−などがあがる。このほかクビアカツヤカミキリ対策事業の促進、鳥獣害防止対策の強化なども求めている。
個別要望で前橋市は、河川ハード整備の促進を新たに要望。利根川や広瀬川、荒砥川、赤城白川の市内15カ所の重要水防箇所での堤防工事や雑木・流木撤去や浚渫など河床工事の実施を訴えた。このほか、高崎市と太田市、沼田市も継続して河川整備を求めている。
藤岡市は新町駅南側のまちづくり推進で、新町駅南通り線の早期事業化を求めている。
このほかの各市建設関連要望項目は次のとおり。
【前橋市】
本町二丁目5差路の改良と利根川新橋含む朝倉玉村線の整備。
【高崎市】
JR北高崎駅・群馬八幡駅間へ豊岡新駅(仮称)の設置に向けた支援。また、井野川・榛名白川の浚渫および鏑川と土合川の堤防嵩上げと築堤。
【桐生市】
太田桐生線バイパスと渡良瀬幹線の笠懸大間々区間の整備促進。
【伊勢崎市】
公的工業団地の在庫がないことから、新たな産業団地造成。また、道路網整備として国道50号前橋笠懸道路と桐生伊勢崎線バイパスの整備。
【太田市】
太田西部および北部幹線の整備促進、重要水防箇所の再点検と重要箇所の河川整備。
【沼田市】
小日向沼田線と国道145号の道路改良。利根川と片品川の合流地点から上下流で護岸整備。
【館林市】
中央通り線の道路改良と青柳広内線の県道昇格および整備促進。20年度に県営調査を開始した木戸、野辺、大島地区の早期完成を目指した予算確保。
【渋川市】
渋川東吾妻線の歩道設置と前橋伊香保線吉岡バイパスの整備促進、八木駅など周辺整備。
【藤岡市】
前橋長瀞線のうち柳瀬橋から国道17号区間と神田工区バイパスおよび寺尾藤岡線バイパスの整備推進。
【富岡市】
中野谷富岡線機足坂付近の拡幅。
【安中市】
西毛広域幹線道路の整備促進。
【みどり市】
国道122号大間々6丁目の交差点改良と渡良瀬幹線の整備促進。