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建通新聞社(中部)
2020/11/19

【岐阜】瑞浪駅周辺まちづくり基本計画 整備方針示す

 瑞浪市は、JR瑞浪駅周辺のまちづくりの方針などを盛り込んだ瑞浪駅周辺まちづくり基本計画を策定した。駅北で計画されている複合施設の整備方針や駅南で進む市街地再開発事業の大まかなスケジュールなどが示された。駅北側については事業手法の検討を行い推進計画をまとめる。駅南再開発については年度内に発起人会による準備組合を設立する。
 全体のコンセプトとして「未来の子どもたちに渡せるまちづくり」を掲げ、駅北では核となる公共公益施設を、駅南には再開発事業の他に駅前広場の再整備などを行い市民の生活の質を向上させる。
 駅北エリアの事業対象区域は約2万8800平方b。現段階では駅前西側に駐車場(約500台収容可能)を設け、駅正面に就労支援施設や子育て支援センターなどの機能が入った西棟と図書館や市民ホール、郵便局などを盛り込んだ東棟を建設する考だ。建屋の延べ面積は2棟合わせて9000平方bを想定している。2026年の整備完了を目標としている。
 現在は事業手法について検討しており、森ビル都市企画(東京都港区)に委託しているPPP導入可能性調査の結果を基に決める。民間活力の導入も視野に入れている。具体的な事業スケジュールは事業手法が決定次第策定する。
 また駅南で進められている市街地再開発の動きとして地権者で構成される発起人会は20年度内に準備組合の設立を目指している。現在は再開発に向けた勉強会などを開催している。

提供:建通新聞社