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北陸工業新聞社
2020/11/26

【福井】福井市清水杉谷でほ場整備/概算6億、新規事業化へ/−県−

 福井県は福井市の清水杉谷地区において、「県営経営体育成基盤整備事業(ほ場)」として、区画整理事業を計画している。現在、新規事業化に向け手続きを進めている状況だ。
 計画によると概算事業費は6億円。事業期間には21年度から6カ年を見込んでいる。
 今回の経営体育成基盤整備事業(ほ場)では、圃場の大区画化や老朽化した農業用排水路を整備するとともに、暗渠排水による農地の汎用化を図り、生産基盤の維持・保全に努め、担い手による農地利用集積および流動化を促進。
 また、農地の集団化および経営の広域化を図り、地域農業の活性化および効率的で安定した農業経営を確立する。
 主な工事内容としては、整地工41・1ヘクタール(区画拡大)、排水路工(支線排水路更新)1・2キロ(HF―500〜900*500〜900)、暗渠排水工(本暗渠)41・1ヘクタール(ポリ管φ50〜75ミリ、もみ殻)。
 清水杉谷地区は福井平野、旧清水町の平地農業地域に位置。軟弱地盤であり、排水路は不等沈下を起こして排水能力が低下、暗渠排水についても機能が落ちており、圃場は湿田状態なのが現状。加えて、排水路の老朽化も進んでおり、維持管理にも苦慮している状態だという。
 そのため、大型農業機械による作業は困難を極め、営農には多大な労力が必要となってきており、農地利用集積および転作作物の導入が進まず、地域農業が停滞している状況となっている。

hokuriku