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建通新聞社四国
2020/12/01

【徳島】徳島県 新ホール、青少年センター各部会初会合開く

 徳島県は、県市協調未来創造検討会議の「新ホール部会」(部会長・松重和美四国大学学長)と「青少年センター部会」(部会長・田村禎通徳島文理大学学長)の初会合をそれぞれ開催した。新ホール部会で県は、新ホール基本方針の骨子案を示し、2000席規模をベースとした大ホール、300〜500席程度とする小ホールなどを規模や機能などを検討項目として議論した。一方、青少年センター部会では、機能移転方針の骨子案を示し、アミコビルに移転できる機能やゾーニングイメージなどを示し意見を交わした。
<新ホール部会>
 整備方針の骨子案については、県が基本目標、施設の使命など基本的事項の他、施設の機能と構成、施設の概要面積、配置・整備手法の基本的考え方、事業費、施設運営の在り方、整備スケジュールなどを盛り込む考えを示した。新ホール整備に係る主な規模、機能等検討項目について県は、大ホールの席数は、市計画の1500席程度から県を代表する施設として「2000席規模」をベースとした上で建設地の面積や形状、さらに中小ホールやリハーサル室等の配置を勘案して適正規模を検討。舞台設備・備品等は、市計画をベースに音響や照明、映像の技術は可能な限り最新の技術導入を検討する。オーケストラピットも市計画(阿波おどり等の演技エリアの拡大に活用できる前舞台)をベースに検討するとした。
 また、市計画で見送られた小ホールについては、要否・席数は300席〜500席程度で検討。平土間型の多目的室タイプが配置しやすいとし、大ホール規模とのバランスでプロセニアム型を採用するか検討するとした。
<青少年センター部会>
 機能移転方針の骨子案については、県が基本目標、施設の使命など基本的事項の他、施設の機能、概要、近隣施設との連携といった施設整備や施設運営の在り方、整備スケジュールなどを盛り込む考えを示し、県民アンケートの途中経過を報告した。
 青少年センターの機能移転について県は、インドア運動場(フットサル・テニス等)や体育室(バスケット、バレーボール)、小体育室(柔道、剣道)、卓球室(公式用)、大会議室(200人定員)のスポーツ関連施設の大半や大会議室はアミコビルへの移転が難しいとした。また、ゾーニングイメージは1フロアで示されたが、事務局はあくまで参考とし、移転するフロアの数や利用階も含めまだ決まっていないとした。
提供:建通新聞社