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鹿児島建設新聞
2020/12/02

【鹿児島】電源開発 北鹿児島風力発電/23年の着工目指す/最大36基で15万kW

 阿久根市など3市1町で風力発電を計画する電源開発(東京都)が、2023年4月の着工を予定していることが環境影響評価準備書で明らかになった。また、ジャパンウィンドエンジニアリング(同)が計画する(仮称)さつま風力発電事業と事業者間で調整を行い今後、一部を共同で進めることで合意。最大36基、出力規模15万4800kWの大型事業が動き出す。 
 名称は、(仮称)北鹿児島(西地区・東地区)風力発電事業。対象事業実施区域は、西地区で阿久根・出水・薩摩川内・さつまの行政界付近約1360ha。東地区は、出水・さつま約261ha。 
 西地区では、最大33基で出力最大14万1900kW、東地区で3基1万2900kW程度を計画している。単基出力は4300kWでブレード3枚、ローター径約130m、ハブ高約85m、ブレード上端約150m程度を想定。 
 工期は、23年4月から26年12月まで。また、27年1月の運転開始を見込む。主な工程は、準備工(4カ月)、敷地造成(23カ月)、風車基礎(18カ月)、据付(17カ月)、送電線・変電所(32カ月)−など。 
 事業者が国へ申請する環境影響評価は、配慮書、方法書、準備書、評価書の4段階で、同社は現在、準備書(環境影響評価結果案)を取りまとめた。今後、評価書(同結果修正版)を経て、設計・工事着手となる。なお、同社は3日午後7時から、出水市鶴の町商工会で住民説明会を開催する。

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