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建通新聞社四国
2020/12/02

【徳島】徳島県道路メンテナンス会議 19年度点検結果など共有

 徳島県道路メンテナンス会議(会長・新宅幸夫徳島河川国道事務所長)は2020年度の初会合で、19年度から2巡目に突入した道路橋梁やトンネルなど道路施設の点検結果や1巡目で判明した措置を講ずべき(V判定とW判定)施設の対応状況などの情報を共有した。
 2巡目の初年度に当たる19年度の県内橋梁点検は、国が78橋(全458橋)、高速道路会社が14橋(全217橋)、JBが0橋(全29橋)、県が444橋(2649橋)、市町村が1337橋(全9428橋)の計1873橋(全1万2781橋)に対して実施。市町村管理橋で3橋がW判定を受けた他、国で16橋、県で59橋、市町村で143橋の計218橋がV判定を受けた。W判定はいずれも市道橋で、徳島市の無名橋(風早・風早北線)、鳴門市の久保橋(矢倉西線)と市場橋(市場線)の3橋。無名橋は補修済み、久保橋と市場橋は近く補修に着手することが報告された。
 この他、V判定のうち、国土交通省の新福井橋(国道55号)、県の大影2号橋(主要地方道津田川島線)、東みよし町のなしのき橋(町道池尻場先線)、阿南市の梅見橋(市道明谷線)、牟岐町の杉山2号橋(町道杉山2号線)、佐那河内村の大田原1号橋(村道大田原線)の対策などが紹介された。
 道路施設の2巡目の点検計画(19〜23年度)についても確認した。点検数の平準化を促す事務局から県の本年度橋梁点検数が全体の45%に当たる1198橋と、数が集中している旨の指摘があったが、県は橋長の短い橋梁の点検が本年度に集中したためで、前倒しもあるが予算自体は平準化が保たれていると説明し、理解を求めていた。
 続いて、1巡目点検(14〜18年度)でV判定とW判定と診断された橋梁で20年9月末までに修繕等の措置に着手した割合を報告。県内の橋梁は1581橋(内訳は国土交通省が61橋、高速道路会社が2橋、県が448橋、市町村が1070橋)で、このうち20年9月末までに措置に着手済みの橋梁は、国土交通省が46橋(着手率75%)、高速道路が2橋(同100%)、県が154橋(同34%)、市町村が308橋(同29%)となり、全国と同様、管理施設数の多い県や市町村の着手率が低い状況となっていることが報告された。
提供:建通新聞社