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建設経済新聞社
2020/12/03

【京都】犬打峠トンネルの和束側 トンネル延長1059m WTO対象、第4四半期公告

 京都府は、主要地方道宇治木屋線の(仮称)犬打峠トンネルの和束側区間について、第4四半期(令和3年1〜3月)の入札公告に向け準備を進めている。
 主要地方道宇治木屋線(犬打峠)道路整備事業は、宇治田原町と和束町にまたがる犬打峠の道路幅が狭く、急カーブが連続し、普通車の離合が困難な交通の難所になっていることから、この峠区間をトンネル等のバイパス道路で結ぶ計画。
 事業期間は平成29年度〜令和5年度。事業箇所は宇治田原町南〜和束町別所。延長は3600mで、このうちトンネルは起点の宇治田原側1894m、終点側の和束側1059mの計2953m。車線は2車線。幅員は7・5m(トンネル部7・0m)。幅員構成は、土工部7・5mが車線3・00m×2、路肩0・75m×両側、トンネル部7・0mが車線3・00m×2、路肩0・50m×両側。
 起点の宇治田原側のトンネル本体工事等を行う府道宇治木屋線道路新設改良工事(犬打峠トンネル(仮称))は、京都府山城北土木事務所が発注。WTO対象で、令和2年2月7日に総合評価方式の一般競争入札で公告(契約後VE方式)(概略発注方式)。4月13日に開札し、大林−岡野−協栄特定建設工事共同企業体(JV)が38億1886万円で落札した。その後、6月議会に工事請負契約案を諮り承認された。
 工事数量は、工事延長1928m、道路トンネルL1894m(NATM(発破掘削)、代表内空面積54・6u)、本坑掘削L1894m、坑門工1ヵ所、インバート工L484・9m、のり面工一式、覆工L1894m、仮設工一式。
 契約工期は令和2年7月1日〜令和5年9月30日。
 一方、京都府山城南土木事務所が発注する犬打峠トンネルの和束側については、9月30日発表の京都府発注見通しにおいて、宇治木屋線道路新設改良工事(その4)(債務負担行為)として盛り込んだ。施工場所は和束町別所、工期は26ヵ月、工種区分はトンネル工事、工事概要はトンネル工事L1059m。一般競争入札を採用し、第4四半期に入札する予定。JV方式を採用。
 このほど着工した宇治田原側と同じくWTO対象で、概ね同様の公告、入札時期になるとみられる。JVは3社JVとなる模様。