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北陸工業新聞社
2020/12/03

【福井】富山県知事の会長続投を期待/県議会代表質問新幹線遅れ解消へ/杉本知事

 福井県議会12月定例会が2日再開され、代表質問が行われた。杉本達治知事は、北陸新幹線の23年春の福井・敦賀開業が1年半ほど遅れる状況に触れ、可能な限り、遅れの解消へ、引き続き強く要望する構えを強調。建設促進同盟会の会長職は「富山県知事が半世紀超、5代にわたり務め、ノウハウを蓄積し、力強い」と評価。福井県の役割は「京都、大阪につなぐ、切り込み隊長で、パイプ役。会長県(富山)から、応援を頂きながら進める。役割分担は非常に大切」と述べ、石川県の谷本正憲知事も同じ気持ちとした。福井県として、富山県の新田八朗知事の続投を期待した。
 小川俊昭土木部長は、現在策定中の道路の将来ビジョンに関し、高速交通網の進展や、大規模災害の頻発化、道路施設の老朽化など、新たな課題を踏まえ「今後20年の道路整備の進め方を定めたい」と強調。有識者による懇談会を3回開催し「災害に強い道路や、地域間交流、観光振興、まちづくりと一体となった賑わいのある道づくり」などの意見を受け、「予防保全型の老朽化対策や、道路施設の長寿命化など、適時適切な維持管理で、地域バランスを考慮し、選択と集中を図り、地域活性化につながる、新たな道路の整備を進めたい」と抱負を示した。

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