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北陸工業新聞社
2020/12/03

【新潟】交通広場レイアウトなど/両津港南埠頭拠点形成検討会/−県−

 新潟県はこのほど、「両津港南埠頭を核とする持続可能なにぎわい拠点形成検討会」の第2回会合をWeb会議で開き、南埠頭の再編に伴い整備を計画する交通広場のレイアウト案について意見を交わした。
 案によると、埠頭用地造成前の現在の交通広場を再配置などを行う「短期」、埠頭用地造成後、両津南埠頭ビルが移転するまでの「暫定」、両津南埠頭ビル移転後の跡地も利用し最終的に交通広場となる「長期」の3段階で、観光バスや路線バス、一般・レンタカー駐車場などの再配置を進めていく。
 短期では、両津南埠頭ビルを挟んで一般車降車場を新設するほか、バスとその他交通機関を分離する。暫定では、埠頭用地造成後、両津南埠頭ビルが移転するまでの間、埠頭用地を暫定的に一般車駐車場等として利用。長期では、ビル跡地に一般、レンタカー駐車場を設け、造成地は新ビルや観光バス駐車場、旅館組合駐車場、タクシー駐車場として活用する。
 今後は、10日から21年1月8日までパブリックコメントを実施したうえで、3月に開催の第3回検討会で最終的なレイアウトをとりまとめる方針だ。
 南埠頭の再編にあたっては、南埠頭の泊地0・6ヘクタールを埋め立て、南埠頭10号岸壁を新設する。水深はマイナス7・5メートル、延長90メートルとし、バース数は2。係留施設は200GT級の高速旅客船に対応した規模で、埠頭用地は旅客施設の建替用地および交通広場を確保できる配置とし、既存の南埠頭桟橋と南埠頭3号岸壁は廃止する。

hokuriku