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滋賀産業新聞
2020/12/04

【滋賀】米原市 醒ヶ井排水区の雨水整備

 米原市は、浸水対策の一環として、醒井地先の既存水路を含めた未整備区間100bの雨水整備を行う。先ごろ委託した詳細設計で適切な整備規模や手法を判断するが、順調に決まり予算が確保できれば、21年度(令和3年度)に更新もしくは改修工事を発注・施工したい考えだ。
 「醒ヶ井排水区」で詳細設計の対象となる延長100bは、集落の養鱒池などの近くに古くからある小規模な既存水路で、整備年度も不明。現状の構造はコンクリートや石積で構成されており、幅は狭い箇所で約50a、広いところでも約70a程しかなく、規模が不足すれば浸水被害が起きる恐れがあり、大雨時の被害軽減のため改修工事を行う。
 詳細設計は先ごろ湖北エンジニアリング(米原営業所)に委託し、21年(令和3年)1月29日までの期間で進める。被害想定などから整備後の水路の適切な規模や、整備に伴う事業費、現地の状況から更新や拡大など施工可能な手法―などから最適な改修手法を判断したい方針。
 米原市では、大雨時の浸水対策として、長岡、醒井、宇賀野および多和田地区において雨水整備事業を推進し、浸水被害の軽減を図っている。「醒ヶ井排水区」は下水道による総合的な防災・安全対策の推進および将来安定的なライフライン構築のための基盤整備(防災・安全)の対象とする全長約1・5qの雨水函渠整備区域で、区域内には延長400bから70bまでの7ヵ所の雨水整備計画が含まれている。

提供:滋賀産業新聞