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建設新聞社
2020/12/03

【東北・宮城】石本建築事務所JVが最優秀/仙台市本庁舎建替の基本設計プロポ

 仙台市は2日、公募型プロポーザルによる受託者選定を進めていた本庁舎建て替えの基本設計業務について、石本建築事務所・千葉学建築計画事務所(東京都渋谷区)JVを最優秀提案者に選定したことを公表した。
 同プロポには10者が参加し、1次審査で5者を選定。11月29日に実施した2次審査となる公開プレゼンテーションを経て、石本建築事務所JVを特定。次点は久米設計・AL建築設計事務所(仙台市青葉区)JVとした。今後、WTO対象となる見積もり合わせを経て、2021年2月の契約を目指す。提案上限額は2億8102万5800円(税込み)。
 本庁舎の建て替えは、既存庁舎の老朽化解消や機能集約などを目的に計画。青葉区国分町3の7の1地内の現庁舎敷地1万4595・23平方b以内に約5万8000〜6万平方b規模を想定し、勾当台公園地下駐車場および地下鉄勾当台公園駅との接続やZEB ready認証取得を視野に省エネルギー化などに取り組む考え。新本庁舎および外構をT期工事、駐車場等をU期工事とし、工期はT期が24〜27年度、U期は29〜30年度を見込む。基本設計プロポでの建設条件として、概算工事費は約350億〜370億円(税込み)としている。
 基本設計の履行期限は22年3月18日まで。実施設計業務は随意契約による委託を想定しているが、委託方法については今後の情勢を見据えて判断する方針だ。

 提供:建設新聞社