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北陸工業新聞社
2020/12/04

【石川】「透かしレンガ」がアクセント/津幡町新庁舎、外観お目見え/落ち着きある色周辺との調和図る

 津幡町が整備を進めてきた役場新庁舎の工事用の仮囲いが3日までにほぼ撤去され、外観がお目見えした。外壁に取り付けられた「透かし積みレンガ」の赤茶系色がアクセントとなっており、グレー、カーテンウォールのガラスの透明色とで落ち着いたコントラストを醸し出し、周辺の建物との調和を図っている。
 新庁舎は、手狭になり老朽化している北側庁舎を南側庁舎横に建て替える形で整備される。建設規模はRC造一部S造4階建て延べ5089平方メートル。県内の行政庁舎では例がないという「透かし積みレンガ」が建物周囲に設置された。レンガは直射日光を遮断し、省エネ効果を発揮。これにより、建物内部にはレンガを通して緩和されたやさしい光が差し込む。
 隣接する福祉センターは長寿命化改修が施され、外壁には茶系色のタイルが設置された。新庁舎、外観がグレーの南側庁舎との3つの建物が自然な色合いで一体的に連なる。
 工事は今月28日に完了する見通しで、来年1月4日に開庁する予定だ。施工者は豊蔵・表特定建設工事共同企業体(JV、建築)、第一電機・北陸電設JV(電気)、菱機・アムズJV(空調)、津幡工業(給排水衛生)。設計・監理は山岸建築設計事務所(金沢市)が担当。
 新庁舎の供用開始後に北側庁舎は解体され、駐車場が整備される。

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