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　高松市は、田井・大町地区（牟礼町）に新たな幼保一体化施設の整備を計画している。「高松市立幼保連携型認定こども園整備基本計画」に基づき、田井幼稚園と大町幼稚園、田井保育所を統合し、２０２４年度の開園を目指している。
　新たな幼保一体化施設は、既存の田井幼稚園を解体し、隣接地の用地取得で拡張した敷地に新築する。整備に先立ち20年度に田井幼稚園の園児を大町幼稚園に移動し、21年度から基本、実施設計、既存施設解体と段階的に着手する予定。
　社会情勢の変化による共働き世帯の増加に伴い、同市でも市立保育所への入所希望者が増えて待機児童が多く発生し、施設に余裕がない状況がある。一方で市立幼稚園の園児数は減少傾向にあり、適正規模の環境づくりが急務となっている。
　また、園舎や設備機器の老朽化が進んでいることから、15年度に高松市立幼保連携型認定こども園整備基本計画（16〜24年度）を策定した。
　幼稚園・保育所の施設規模、入所児童数など考慮しながら、各地区、施設別に具体的な整備の方法、時期を検討して各年度２カ所程度ずつ幼保連携型認定こども園への移行を目標にしている。
提供：建通新聞社