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建通新聞社四国
2020/12/04

【高知】高知県審査会 新規採択希望3地区の県営事業「妥当」

 高知県農業振興部は外部有識者を交えた農業農村整備事業計画審査会を開き、2021年度の新規採択希望地区の事業計画について審査、報告した。北川村野友地区など3地区の県営事業を対象に実施した審査では、いずれも妥当であるとした。また事業の必要性が明確な県営事業5地区と団体営事業7地区を対象にした報告も行った。今後国に採択申請を行う。
 審査の結果、妥当としたのは、北川村野友地区の農業競争力強化農地整備事業、四万十町影野地区と黒潮町加持地区の農地中間管理機構関連農地整備事業。いずれも区画整理が中心となる。
 北川村の農業競争力強化農地整備事業は、5カ年で総事業費3億0200万円をかけ区画整理を進める。工事内容は、整地工12・1f、道路工延長1・9`、幅員4b、用水路工、排水路工が各延長2・6`。農業従事者の高齢化が進んでおり、狭く不整形な農地、水路の老朽化の進行などの課題があることから、ほ場整備を行い担い手への農地集積を目指す。
 四万十町の農地中間管理機構関連農地整備事業は、4カ年で総事業費2億5400万円をかけ区画整理を進める。対象は奥呉地、魚ノ川、影野、床鍋の計9工区で、工事内容は区画整理10・1f。道路工延長1・9`(幅員2・5〜4・0b)、用水路工延長1・5`、排水路工延長1・2`。区画が狭小・不整形で道路や水路に接していない農地があり、耕作放棄地も見られていることから、区画整理を実施し、法人と規模拡大志向農家に農地を提供する考え。
 黒潮町の農地中間管理機構関連農地整備事業は、5カ年で総事業費3億8000万円をかけ区画整理を進める。工事内容は整地工14・6f、道路工延長2・7`(幅員2・5〜4・0b)、用水路工延長2・3`、排水路工延長3・4`。現況のほ場が小区画で道路幅が狭く、水路も老朽化しているため、区画整理により優良農地を確保し、担い手への農地集積を促進する。
提供:建通新聞社