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みなかみ町が進める学校統合事業で中学校統合は２０２１年度、統合先の月夜野中学校（月夜野80）で外構の設計と工事および内部改修工事を実施する予定で、21年度当初予算に予算要望している。小学校統合はこのほど、適地検討委員会設立に向けて有識者などをメンバーとした設立準備委員会が立ち上がり、調査箇所の決定に向けて本格的に動き出す。年度末までには統合する小学校付近の３エリアを対象として建設予定地を決定する方針。
月夜野中学校は水上中、藤原中、新治中の３校を統合するために改修を進めており、20年度に図書館新築や照明設備更新、トイレ改修、外壁改修などを完了させる。21年度に残る外構工事と内装工事に着手する。外構工事は玄関および中庭などのインターロッキングが老朽化により、波打っているため更新。内装工事は校舎内の木製の床が全体的に傷んでいるため、塗装の更新および傷み具合により補修を施す。内部改修設計は福島建築設計事務所（前橋市）が手掛けている。老朽化している部分の改修内容を検討、決定して年度末までにまとめる。
小学校は古馬牧小学校、桃野小学校、月夜野北小学校の３校を統合する計画で進めており、既存校舎および用地の活用も検討したが、それぞれ１９６２〜66年の建設と50年以上経ており、老朽化が著しいことから活用しない方針とした。建設地調査は月夜野中周辺のほか、統合する３校付近のエリアを対象としている。保護者や地域住民からは月夜野中の隣接地や既存小学校付近を望む声があるとされるが、幅広く意見を取り入れながら、慎重に検討を進める。開校は最短で23年４月となる。
水上小は統合せずに、水上中の校舎を使用する方針で、階段やプール新設工事などを内容とした改修を予定している。21年度は予算を計上する見込みはないという。23年４月までに移転を行う計画として位置付けていることから、最短で22年度に設計や工事の着手が見込まれる。