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北陸工業新聞社
2020/12/07

【石川】直線的で見通し良く/珠洲市新保育所基本設計/プラン提示/ランチ創作室を設置

 珠洲市は2日の子ども・子育て会議で、市立5保育所を統合する「(仮称)市新保育所」の基本設計の概要を提示した。直線的で見通しの良い平屋建ての平面プランとし、機能的な保育空間を創出する。園児がさまざまな制作活動を行える場として、ランチルームを兼ねた「ランチ創作室」を設ける。
 計画では、老朽化している上戸、飯田、若山、正院、蛸島の5保育所を統合し、野々江町の「道の駅すずなり」横にある敷地4227平方メートルに新園舎を整備する。建設規模はW造平屋建て延べ1810平方メートル。ランチ創作室は直線的で開放感のある機能的なスペースとなる。保育室には可動間仕切りを設置することで、さまざまな用途を想定した自由度の高い空間を確保する。将来の園児数の変動にも対応する。
 遊戯室は園庭と一体的に利用できるようにし、運動会や遊戯発表会など多くの保護者が訪れる各種イベントにも対応する。このほか、黒の屋根瓦を採用し、周辺の景観に配慮した外観とする計画だ。
 基本設計は指名型プロポーザル方式で選定された大屋設計(金沢市)が担当し、来年2月月27日までに取りまとめる。市はその後、実施設計に移行し、来年度の着工を目指す。定員は250人を見込む。

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