全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　横浜市水道局は12月８日、西谷浄水場再整備関連３事業に関わるコンストラクション・マネジメント（ＣＭ）業務の委託先を選ぶための公募型プロポーザル手続きを始めた。西谷浄水場（保土ケ谷区）の排水処理施設再整備と浄水処理施設再整備、相模湖系導水路改良（旭区〜保土ケ谷区）の設計・施工時期が重なる２０２１〜26年度の６カ年にわたり、スケジュールの管理支援や要求水準と技術提案の履行確認などを手掛けてもらう。税込み業務価格４億８０００万円。「建設コンサルタント等の業務」「建築設計（監理含む）」「設備設計」「土木設計」の競争参加資格を持つ事業者に４者以内のＪＶ（分担履行方式）または単体（４業種全ての競争参加資格が必要）で参加を求めることとし、21年２月５日を期限に提案書を受け付けるなどして３月中の特定を目指す。
　ＣＭの対象事業は▽西谷浄水場の排水処理施設再整備＝設計・施工・運転維持管理一括発注（ＤＢＯ）で21年３月の事業者選定へ手続き中、設計・施工21年７月〜29年３月（指定部分27年３月まで）▽西谷浄水場の浄水処理施設再整備＝設計・施工一括発注（ＤＢ）で21年７月〜22年２月に事業者選定手続き予定、設計・施工22年２月〜41年３月予定▽相模湖系導水路改良＝ＤＢで21年３月の事業者選定へ手続き中、設計・施工21年４月〜33年３月―の三つで、整備費総額約１０００億円。
　いずれもＤＢＯやＤＢで具体的な仕様を事業者に委ねることや、西谷浄水場の排水処理施設再整備で指定部分が完成する26年度末まで３事業の設計・施工時期が重なることなどからＣＭ業務を外注。その中でスケジュールの管理支援（全体スケジュールの作成・進捗管理、設計・施工スケジュールの確認他）や、要求水準と技術提案の履行確認（履行状況の確認、設計変更などの協議に対する事前調整他）、コストの管理支援（概算工事補の確認、単価合意の支援他）などを担ってもらう。西谷浄水場の浄水処理施設再整備で21年度に予定する発注手続きの支援も含まれている。
　
提供：建通新聞社