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西日本建設新聞社
2020/12/09

【熊本】交通広場や物産館を整備 益城町中心市街地基本計画案

 益城町は、中心市街地活性化基本計画案を策定した。「人が活動し、人が行き交い、人が暮らし続ける中心市街地」をコンセプトに掲げ、施設整備には物産館や商業集積施設、交通広場などを盛り込んでいる。計画期間は2021年4月〜26年3月。町は現在、計画概要を公表し、15日まで町民から意見を募っている。
 策定にあたって町は、商工会らで組織するワーキンググループを19年10月に設置。さらに計画策定の推進・構築を図るため、町と商工会は、まちづくり会社「竃「来創成ましき」を今年3月に設立した。
 基本方針として、▽地域資源を活用した新たな活動の創出▽中心市街地内での回遊行動の創出▽中心市街地内生活人口の増加―を挙げる。中心市街地は、都市拠点と位置づける「木山交差点周辺」、地域拠点とする「惣領交差点周辺」、町の中心軸で人口と商店等が分布する「県道熊本高森線沿線」を設定した。区域面積は約100f。
 施設整備では、木山交差点付近に町の情報発信拠点となる物産館と商店街(商業集積施設)、新庁舎の隣接地(宮園)に交通広場、店舗が入居できる惣領にぎわい拠点(テナントビル)などを予定している。
 交通広場は、新庁舎の隣接地(約4200平方b)に整備し、バスやタクシー乗り場などを配置。設計発注は県、工事発注は町が行う。現在、概略設計を玉野総合コンサルタントが今年度末の期限で進めている。
 テナントビルについては、未来創成ましきが施設整備・運営者を公募型プロポで募集し、今月上旬にも優先交渉者を特定する。21年度末までに建設し、22年度上半期に運営開始したいとしている。
 主な整備計画は次のとおり(@実施主体A概要B実施時期)
 ▼オープンスペース整備=@町A木山交差点付近に公園を整備B22〜23年度  
 ▼横町線高質化事業=@町A地域の歴史や実情にあった舗装面、付帯施設(照明等)の整備B21〜25年度
 ▼交通広場整備事業=@町A都市拠点内(木山交差点周辺)に整備B21〜22年度
 ▼木山城址公園景観整備事業=@町A景観整備B22〜25年度
 ▼町有地を活用した憩いの場整備事業=@町、民間事業者A区画整理事業内に休憩所(公園、公民館、店舗、ベンチ等)を設置B21〜25年度
 ▼狭小地等を活用したにぎわい創出整備事業=@町、未来創成ましきA熊本高森線沿線の狭小地等で空間整備(ポケットパーク、駐車場、イベント用地等)B22〜25年度
 ▼駐輪場整備事業=@町、未来創成ましきA熊本高森線沿線のバス停付近の狭小地に駐輪場を整備B22〜25年度
 ▼まちの商店街整備事業=@未来創成ましきA木山交差点周辺に商業集積施設を整備B22〜23年度
 ▼物産館等整備事業=@未来創成ましきA木山交差点周辺に物産館を整備B22〜23年度
 ▼惣領にぎわい拠点備事業=@未来創成ましき、民間事業者A惣領交差点付近にテナント施設を整備B21年度(整備・運営者は近く決定)
 ▼まちの下宿推進事業=@民間事業者A木山交差点周辺に宿泊場所を設けるB21〜25年度。

提供:西日本建設新聞社
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