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　新潟市は、１２月補正予算案で「（仮称）上所駅整備事業」に９２４０万円の繰越明許費を設定した。市が新駅を目指して設置主体となるＪＲ東日本との協定に係る概略設計費用などに充てる。ホーム設置に向けた概略設計はＪＲ東日本上信越工事事務所に委託し、履行期間については２１年内が想定される。
　市が１９年度に実施した現地測量調査において、上所駅の設置に向け、西跨線橋から信濃川右岸までの間、約６００メートルを対象に、線路のカーブや勾配、埋設管などの支障物件を確認し、設置位置の条件などを整理。その結果、西跨線橋の西側に設置されている地下横断歩道付近を新駅設置の範囲として検討が進められている。新駅は２面２線の無人駅を想定。概略設計を経て、順調なら２１年度内に引き続き詳細設計へと運びたい考え。
　一方、市は「（仮称）上所駅周辺施設基本計画策定業務委託」を旭調査設計に委託。２１年２月２６日までの履行期間で駐輪場等の駅周辺施設基本計画を策定する。