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　富山県農林水産部は、美濃輪池地区農村地域防災減災事業（ため池）について、測量設計業務を協和で進めている。２１年度の着工を目指す。
　朝日町山崎の美濃輪池は、堤高６・６６メートル、堤長７８・０９メートル、水量４９００立方メートルの表面遮水型ため池。受益面積２・９ヘクタール。１９８１年に大改修が行われ、下流法尻に漏水が発生し、地震時の堤体安定性を欠いている。早急に改修を行い、農業用水源の確保と災害の未然防止を図る。
　整備内容によると、堤体補強として上流斜面でシート保護工（布製型枠）、下流斜面で種子吹付を行う。遮水シートにより本堤を改修し、トレンチ（床掘）などを設ける。取水施設については、φ２００ミリ鋼管の斜樋管をＨＰ６００ミリ底樋管に接続し、φ１００ミリ取水孔（ため池栓）を５孔とする。
　総事業費は２億１０００万円。２３年度の完成を予定している。