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日本工業経済新聞社(群馬)
2020/12/09

【群馬】前橋市の群大附属中通線が21年度に初弾工

前橋市が計画する市道00−028号線(群大附中通線)の改良が2021年度に着工する。20年度は用地買収や電柱の移設を進めているほか、設計作業で群馬大付属中学校周辺の速度抑制対策などを検討している。21年度着手となる初弾工は、ローソン前橋幸塚店の北側で側溝改良などを計画。全体事業費は約6億円、うち工事費が2〜3億円となる見通し。区間内の大正橋は張り出し橋脚への改修が予定されており、22年度以降に設計を委託する。
事業区間は上沖町から群大附属中を経て、三俣町の桃ノ木川ラブリバー通までの1280m。現況幅員は6・6〜8mとなっており、狭小な路肩や見通しの悪い交差点などの対応が課題となっている。路肩は側溝改良などを行い歩行者など通行スペースを確保、児童・生徒の安全性を確保する。ローソン前橋幸塚店(幸塚町65)周辺の交差点は、周辺物件を買収し、すみきりを設けることで、見通しの悪さを改善。また、信号待ちをする歩行者の待機スペースとする。全体事業費は約6億円となっており、工事費は2〜3億円となるもよう。25年度の事業完了を目指している。
20年度は詳細設計を技研コンサル(前橋市)に委託。同業務で、中学校周辺の速度抑制対策を検討している。ポールコーンの設置や路面標示により、意図的な狭窄区間を設けるなどの社会実験を行ったが、地域と調整した結果、これらの手法は却下となった。現在は、路肩のカラーリングなどの検討されている。
また、20年度にローソンの北側で電柱の移設工事に着手。当該区間は用地買収を伴わない改良が予定されており、移設状況を考慮して側溝の改良などに着手する。工事の規模にもよるが、初弾工は指名競争入札となるもよう。
桃ノ木川を渡る大正橋は張り出し橋脚へ改修するなどの手法で拡幅する予定。施工の時期が近付いた段階で設計業務を委託する方針で、21年度の当初予算には委託料を要求しない。業務委託は23年度以降となる見通し。竜の口川を渡る甲子橋は現状のまま対応する。