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日刊建設タイムズ社
2020/12/10

【千葉】経営体桑納川に着手/県印旛農業事務所/6か年で事業費8・7億円/整地工35・6ha、用水路工約8q等

 県印旛農業事務所は、本年度から経営体育成基盤整備事業の桑納川地区(八千代市)に着手する。事業期間は2020〜25年度の6か年。総事業費は8億7000万円(うち工事費7億3000万円)を見込む。主な工事内容は整地工35・6ha、道路工6868m、用水路工8047m、排水路工6474m、暗渠排水工30・1haなど。
 道路は支線道路工3391m、耕作道路工3477m。支線道路は全幅6・0m(有効5・0m)、耕作道路は同5・0m(同4・0m)の砂利舗装。
 用水路は、支線用水路8047mと揚水機4か所を整備。用水路は塩ビ管φ75〜250o、揚水機は寺台第1揚水機場(φ100o×7・5kw1台)、寺台第2揚水機場(φ125o×18・5kw1台)、高本第1揚水機場(φ100o×11・0kw1台)、高本第2揚水機場(φ100o×11・0kw1台)の4か所。既得水利権のある一級河川桑納川からの取水と地下水機場の取水を樹枝状のパイプラインでかんがいし、用水の水利用管理の合理化を図る。
 排水路は、排水基準4時間雨量4時間排除の排水能力断面とし、小排水路3889mと支線排水路2585mを整備。小排水路はU字溝(U―300〜U―600)、支線排水路はコンクリート柵渠(H600×B800〜H900〜B1800)とする。
 整地工は、水田が30・1ha、畑が5・5ha。水田は、大型機械の導入、農地集積、再整備を考慮し、短辺54m×長辺94mの標準区画割りとする。
 事業費の内訳は工事費7億3000万円(区画整理工6億7200万円、暗渠排水工5800万円)、測量試験費5400万円、用地費および補償費1200万円、換地費3400万円、工事雑費2000万円、地方事務費2000万円。
 同地区の農地は、1952年から55年に実施したほ場整備により整備されているが、区画のほとんどが狭小で、道路幅員は狭く、小排水路は浅い土水路となっている。また、基幹水利施設は老朽化している。このため同事業により、50a以上の大区画高生産性ほ場を設け、用排水路および道路の一体的な整備により、総合的な生産基盤の確立と営農の省力化を図る。
 年度別事業費は次の通り。
 ▽20年度(6600万円)=測量設計費2800万円、換地費3400万円等
 ▽21年度(1億7400万円)=整地工5200万円(21・0ha)、道路工3200万円(4052m)、排水路工7200万円(1295m)、用地費および補償費1000万円等
 ▽22年度(1億6900万円)=整地工3500万円(14・6ha)、道路工3200万円(2816m)、排水路工7200万円(1295m)、測量設計費2200万円、用地費および補償費200万円等
 ▽23年度(1億7200万円)=用水路工5600万円(4784m)、排水路工1億600万円(1932m)、測量設計費400万円等
 ▽24年度(2億6100万円)=用水路工1億700万円(3299m)、排水路工1億800万円(1952m)、暗渠排水工3400万円(17・8ha)等
 ▽25年度(2800万円)=暗渠排水工2400万円(12・3ha)等k_times_comをフォローしましょう
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