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北陸工業新聞社
2020/12/10

【新潟】38年代までに81億円/三面川改修、進ちょく56.8%/県土木部

 新潟県土木部河川整備課は、2級河川三面川水系三面川(村上市)広域河川改修事業について、38年代までに事業費81億7200万円を投じる計画だ。
 新潟県と山形県との境界に位置する朝日連峰以東岳(標高1771メートル)に源を発し、山岳地帯を流下して奥三面ダム、三面ダムに達し丘陵地を流下しながら、下流平野部で高根川、山田川、門前川を合流して村上市街地北縁を西流した後、瀬波地先で日本海に注ぐ、幹川流路延長約50キロ、流域面積677平方キロ。
 計画によると、延長3万940メートル(残1万4840メートル)、築堤工38万2713立方メートル(同8万3679平方メートル)、掘削工120万4509立方メートル(同97万1125立方メートル)、護岸工27万9868平方メートル(同7万4326平方メートル)、樋門・樋管38基(同9基)、道路橋・鉄道30橋(同13橋)、三面川工区9800メートル(同4200メートル)、高根川工区7400メートル(未整備)、山田川工区4580メートル(残2480メートル)、小谷川工区1060メートル(同760メートル)を推進する。また、床固工13基および根固工1932メートル、その他親水施設2カ所、サイフォン1基、堰1基は完了しているという。
 河川整備計画で定めた当面整備目標の治水安全度30分の1規模(戦後最大洪水)が確保され、一定の浸水被害解消の効果が発揮され、1967年の羽越水害相当の被害解消が図られる。近年、水害の発生した支川山田川や三面川本川に集中投資を行う予定。60年度に新規着手し、治水安全度100分の1規模を目標としていたが、整備計画策定により、30分の1に設定。総事業費189億円に対する進ちょく率は56・8%。

hokuriku