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日本工業経済新聞社(群馬)
2020/12/11

【群馬】榛東村は防災中枢機能施設整備事業の実施設計業務を3月中に

榛東村は防災中枢機能施設整備事業の実施設計業務について、2021年3月中にも委託することを明らかにした。桂設計(東京都新宿区)が進める基本設計は2月末までに完了させ、その後、防衛省の補助事業に申請、完了後の委託となる。同施設は、老朽化した中央公民館と学校給食センターを建て替えて構成する。10日に明らかになった12月補正予算で実施設計業務委託費1億682万1000円は繰越明許に設定した。順調なら22・23年度の工事となる。
実施設計は基本設計業務受託業者が引き続き担当する可能性が濃厚と考えられるため随意契約、または指名競争入札での委託となりそう。発注方式は入札審査会の中で決定するとし、明らかにしていない。実施設計は10カ月程度でまとめる。
基本設計業務は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、遅れが生じている状況。基本設計作業中だが公民館施設はRC造平屋、学校給食センターは平屋が濃厚としつつも、一部2階建てとする可能性もある。構造はS造を基本とし、一部RC造とするかなどの検討を重ねている。また、村は傾斜地が多く、それぞれの建設地を一体的に平面で確保することが困難なため、現在の村役場と、しんとう温泉ふれあい館の配置と同様に建物と建物の間に擁壁が必要となる見込み。
建設予定地は榛東中学校(新井598−1)のサッカーグラウンド東側、新井緑地公園の北側とし現在、技研コンサル(前橋市)が用地測量を進めている。面積2万3000uを対象とし、21年2月末の履行期限。建設位置は村の中心部が相応しいため、榛東中学校付近を抽出した。用地測量業務で境界確認などを行うほか、建設に伴う道路や水路の整備に関する測量も実施する。
今後のスケジュールは21年度に実施設計、用地買収着手を予定。22・23年度の2カ年で建設工事、外構工事、24年度の供用開始を目指す。
12月補正予算は防災中枢機能施設整備事業のほか、以外建設関連予算は目立ったものはなかった。一般会計予算に5003万2000円を計上、総額を82億6936万3000円とした。