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北陸工業新聞社
2020/12/11

【富山】基本協定へ協議進める/新庄川橋架替、万葉線一体で/県土木部

 富山県土木部は、道路総合交付金事業「一般国道415号新庄川橋」の架け替えについて、国と万葉線、県の3者で施工範囲や費用負担の考え方などを定める基本協定の締結に向け協議を進めていく。
 庄川河口部の射水市庄西町〜庄川本町に架かる新庄川橋は、1938年に建設された上流側の旧橋(RCゲルバー桁橋417メートル)、1972年に建設された下流側の新橋(トラス橋418・6メートル)の2橋で構成。旧橋では支承部の腐食やコンクリート強度の低下などが著しく、新橋も桁の腐食や床版劣化が進む。庄川の河川整備計画には、2メートル程度の堤防嵩上げに伴い、新庄川橋と並行する万葉線橋梁(416メートル)の架け替えが位置づけられている。
 橋前後の堤防整備を含め、万葉線橋梁と一体的に架け替えることで、洪水を安全に流下させる上でのネック個所を解消し、第2次緊急通行確保路線として安全・安心な道路交通の確保を図る。事業区間は延長約900メートル、幅員19メートルで、橋梁部が上部工400メートル、下部工8基。総事業費は約140億円。38年度の完成を予定している。
 今後、協議を進めるとともに、新設橋梁につながる道路の設計を地元と調整しながら行う。
 橋梁予備設計は大日本コンサルタントが担当。

hokuriku