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滋賀産業新聞
2020/12/14

【滋賀】県南部土木 野洲川の稲荷大橋耐震工事

 県南部土木事務所は、守山市幸津川町地先に架かる稲荷大橋について、橋梁の耐震工事を計画している。今月18日に、この耐震設計の担当コンサルタントを決め、21年6月末頃に業務をまとめていき、工事については22年度を見込んでいる。
 計画によると、守山市幸津川町地先を流れる一級河川野洲川に架かる稲荷大橋の耐震性、安全性を図るために橋梁の耐震補強工事を行う。稲荷大橋は、昭和51年に架けられた橋長327b×幅員8・35bで、上部工形式は単純非合成箱桁+単純合成鈑桁×5連+単純非合成箱桁。下部工形式は、逆T式橋台2基、張出し式橋脚6基となっている。同工事では、今のところ、杭の補強として増杭、橋脚の補強としてPAE系ポリマーセメントモルタル巻き立て補強、落橋防止装置などを実施する予定。
 同事務所は、15年度に補強杭、橋脚巻き立て、落橋防止、水平力分担構造、施工計画までの耐震設計をセントラルコンサルタント(大阪市北区)で完了をしていたが、非出水期での工事が困難なことから仮設計画を変更、杭工法を標準工法に見直し、非出水期でも工事が可能な計画に修正するため、今回杭工法変更に伴う橋脚巻き立てや水平力分担構造の修正を行う設計業務を実施する。

提供:滋賀産業新聞