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建通新聞社(中部)
2020/12/14

【愛知】ナゴヤキャッスル 清水・竹中JVで解体

 ナゴヤキャッスル(名古屋市中区錦3ノ23ノ18)は、名古屋市西区にある同名ホテル建て替えに向け、12月上旬から清水建設・竹中工務店JVで既存ホテルの解体に着手した。2021年夏ごろの新築工事着工に向け、解体を進める。新築工事の施工者について同社は「未定」と回答している。
 解体中のホテルの規模は、鉄筋コンクリート造地下1地上11階建て延べ3万0689平方bで、部屋数は195室。
 建て替え後のホテルは、大半がスイートルームとなる高級ホテルとして考えており、これに伴って部屋数を約108室まで減らす計画。また、既存ホテルにあった「天守の間」のような約3000人が収容可能な宴会場も設ける。具体的な建物規模を明らかなっていないものの、名古屋市が定める景観計画などに基づき、既存ホテルと同等程度とするもようだ。
 工事場所は名古屋市西区樋の口町3ノ19。
 建て替え後ホテルの開業時期は24年度を予定。ただし、新型コロナウイルス感染症の影響によっては、今後の予定を見直す可能性もある。
 同ホテルは1969年に開業。その後、国が指示した要緊急安全確認大規模建築物の耐震診断で「T」の判定を受けたこともあり、2018年に耐震補強を終えた。名古屋市を代表する老舗ホテルとして営業してきたものの、ことし9月30日をもって営業を一時休止した。

提供:建通新聞社