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　淀江産業廃棄物処理施設計画地（米子市淀江町）で実施するメイン調査の「３次元地下水シミュレーション解析業務」が発注される見通しとなった。委託費１億円近くの大型業務。県土整備部は15日にも調達公告し、来年度内にかけて地質解析と共に地下水流動を把握する。
　計画地の調査は今年６月から地質ボーリングを実施しているほか、地下水位や河川流量を観測し、シミュレーションに活用する基礎データを蓄積している。
　今回のシミュレーションでは、地質総合解析と合わせて地質調査の結果を踏まえた地形、地質構造、表流水と地下水の状況、気象条件などを取り込んでモデルを構築。
　その後、地下水や流量観測の実測データとシミュレーション結果を比較、調整して地下水流動を再現させる。
　業務発注にあたり、同部は実績のある県外の建設コンサルタント（単体またはＪＶ）を対象に公募。「技術提案型総合評価」を適用して来年１月５日に開札する。
　地下水の流動状況を把握するシミュレーションの結果は、専門家による地下水調査会が最終評価を下す重要なデータとなる。

日刊建設工業新聞