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北陸工業新聞社
2020/12/15

【石川】4階建て5730平方メートル、木の質感で/特学分校・サポートC整備/金沢市/来年度着工、23年度完成へ

 金沢市は、芳斉2丁目の中央小学校芳斎分校敷地内に整備する「小・中学校特学分校、特別支援教育サポートセンター(仮称)および芳斎公民館・児童館」の基本設計をまとめ、14日に開かれた市議会文教消防常任委員会で概要を報告した。建設規模はRC造4階建て延べ約5730平方メートルで、教室などに木材をふんだんに使用し、木の質感を感じられる快適な環境を整備する。来年度に現校舎解体後に着工、23年度の完成を予定する。
 同整備は、老朽化した中央小芳斎分校の改築と小将町中学校特学分校の移転に併せ、教育プラザの機能の一部としてサポートセンターを設置するとともに、芳斎公民館および芳斎児童館を一体的に整備するもの。
 整備方針によると、各施設の一体的整備や特学分校のプールを屋上に配置し、敷地を有効に活用するほか、敷地内通路を設け、保護者による送迎など交通の利便性向上を図る。木材は金沢産のスギを多用する。
 施設機能では、特学分校は児童生徒一人ひとりの障害などの状況に応じ、専門性の高い支援を実施。サポートセンターは在籍する児童生徒へのきめ細やかなサポートを行うほか、支援方法の研究や教職員の研修なども実施する。
 床面積の内訳は特学分校が約4340平方メートル、サポートセンターが約710平方メートル、公民館および児童館が各340平方メートル。敷地面積は約8000平方メートル。グラウンドには楕円形のトラックを設ける。
 基本設計は中島建築事務所が担当。実施設計については、17日の開札を予定しており、年明けから着手する。

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