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建通新聞社
2020/12/15

【大阪】大阪府 知的障がい支援学校整備へ基本設計

 大阪府は、大阪市西淀川区に新たな知的障がい支援学校の整備を計画しており、2021年度に基本設計などに着手する方針だ。事業を所管する教育庁では、21年度当初予算に基本設計委託費などとして約1億円を要求している。
 新学校は、19年3月に閉校となった旧西淀川高校の施設を活用する。校舎棟や体育館、プールなどが既存しているが、いずれも老朽化が進み耐震化が必要となっているため、大規模な耐震改修工事や施設増築工事が見込まれる。
 既存施設の規模は校舎棟(1978年完成)が鉄筋コンクリート造4階建て延べ約1万1000平方b、体育館(79年完成)が同造2階建て延べ約3000平方b。所在地は大阪市西淀川区出来島3ノ3ノ6。
 本年度は基本計画策定業務を小笠原設計(大阪市中央区)に委託。耐震補強計画の策定や、増築の可否、増築する場合の規模などの検討を進めている。今後、2021〜22年度に基本・実施設計、22〜23年度に施工するスケジュールだ。
 府では、知的障がい児が今後10年間で約1400人増加すると見込んでおり、新たな支援学校の整備を進めている。吉村洋文府知事は昨年度、特別支援学校を2校新設する方針を示しており、同学校はそのうちの1校。もう1校については、建設地なども含めて現在検討を進めている。

提供:建通新聞社