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鹿児島建設新聞
2020/12/16

【鹿児島】馬毛島基地(仮称)建設/環境評価手続きで 県と事前相談開始

 九州防衛局熊本防衛支局は、馬毛島基地(仮称)建設事業に係る環境影響評価手続きに関する県との事前相談を開始したことを明らかにした。一般的な手続きや書類の形式などを確認・相談するため。海底ボーリング調査も現地での準備も急いでいる。 
 同事業は、環境影響評価法に基づく、環境アセスメントが必要かどうかを個別に判断する第2種事業に該当。飛行場では滑走路延長が1875m〜2500mが対象となっている。 
 施設内容は、滑走路を2本(メーン2450m、横風用1830m)や訓練施設、格納庫、港湾施設等の整備を予定。隊員の宿舎は種子島本島に整備することやアメリカ軍の空母艦載機着陸訓練にも使用することを想定している。 
 また、防衛省が申請していた周辺海域での海上ボーリング調査について県が許可。調査内容は海上機械ボーリング37カ所、期間は2021年5月31日まで。内容は、水深がゼロ〜26mで掘削する深さが10数m。同時に最大5カ所で行う。 
 同省では「訓練、飛行場、港湾の3施設を一つの場所に設置できる。そのため、陸海空自衛隊が一体となって活動する統合運用の観点からも、利用価値の高い施設となる。周囲を海に囲まれており、騒音等の影響を限定できる」と話し、環境アセスメントの手続きに入ることを表明していた。 

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