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日刊建設工業新聞
2020/12/16

【鳥取】来年2月16日に供用開始/都計道路・葭津和田町線/総事業費29・3億円

 都市計画道路・葭津和田町線(米子市和田町)が2月16日、開通する運びになった。幹線道路の国道431号と県道米子駅境線を結ぶ肋骨道路を形成し、産業や観光の活性化、防災安全対策強化への期待は大きい。
 葭津和田町線(県道米子環状線)は美保中学校の通学路になっているが、歩道が未整備でJR境線の踏切部は狭く、危険な状況が続いていた。今回の整備によってJR交差部を立体化し、両側歩道を整備して交通の安全を確保する。
 また、和田浜工業団地や観光地へのアクセスが向上するほか、津波ハザードマップの浸水区域に含まれる国道431号の避難経路として防災震災対策の強化につながる。
 県道路建設課によると、事業期間は2012年度から20年度。延長は980b、幅員15・0b(車道幅員3・25b×2車線)。主要構造物はJR境線をまたぐ「和田浜橋」(橋長165・4b)で、上部工(PCポステン6径間連結T桁橋)を日本ピーエス・美保テクノスJV、ピーエス三菱・馬野建設JVが施工。下部工や交通安全施設、舗装工などに地元業者の多くが携わった。総事業費29億2800万円。
 県主催の開通式は同日、現地特設会場で行われる。供用開始は同日午後2時。

日刊建設工業新聞