松尾浄化センターの耐震化や管渠長寿命化
飯田市は、産業建設委員会協議会を12月14日に開き、「飯田市下水道ビジョン」の骨子案や「地方卸売市場ビジョン」の素案、企業経営実態調査の結果などを示した。
下水道ビジョンは、「第1次飯田市下水道事業経営計画」と「飯田市下水道事業経営戦略」を統合し策定するもの。施設管理や危機管理、経営管理の具体的な施策をまとめている。計画期間は2021〜32年度の12年間。期間内には、松尾浄化管理センター長寿命化(21〜32年度・46億4800万)、松尾浄化管理センター耐震化・浸水対策事業(21〜25年度・1億9000万)、管渠長寿命化(21〜25年度・5億6600万、26〜30年度・12億5000万)、管口可とう化・マンホール浮上防止等地震対策事業(21〜25年度・3億6400万)―を予定する。
地方卸売市場ビジョンでは、市場の展望や経営戦略、施設改修―などの方向性を提示。計画期間は、2021〜20年度までの10年間。1970築造の施設は老朽化が著しく、屋根の改修やシャッターの取替など必要な改修をこれまで実施しているが、大規模な修繕などを想定し今後のあり方や対応を検討していく。21〜23年度には、公共施設マネジメントによる視点を踏まえ、検討を行う見通し。
企業経営実態調査では、製造業などの32社を対象に、新型コロナウイルスの影響や工場増設―など5項目のヒアリングを11月9日〜26日に実施。工場増設や設備投資の予定は、有効回答数31社のうち、5社が「増設予定あり」と回答した。
提供:新建新聞社