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　金沢市は、１２月末としていた金沢健康プラザ大手町再整備に伴う基本計画の策定時期を今年度末に変更する。新型コロナウイルスの影響で、現施設を運営する金沢健康福祉財団や市医師会などの事業関係団体との内容協議が進んでいないためとしている。
　基本計画では、昨年度にまとめた基本構想を踏まえ、整備内容をより具体的し、着工スケジュールなども定める。策定業務は指名競争入札でホージュ設計に落札。委託期間は１２月２８日までとしていた。
　同プラザは０５年、市民の健康づくりを支援する拠点施設として大手町にオープン。建物は築５０年の東館（旧石川県医師会館）と築３８年の西館の２棟で構成。全体の敷地面積は約１９８０平方メートルで、市のほか一部を市医師会が所有している。
　基本構想によると、再整備では、老朽化した西館と新耐震基準を満たしていない東館を取り壊し、１棟の建物として整備する方針。手狭な駐車スペースは、敷地のうち約８５０平方メートルを確保し、現在の１１台から３０台分に拡張する。
　新たな建物の規模については、現在地に２０メートルまでの高さ制限があるため、最高でも４階建てが限界としており、延床面積は約３０００平方メートルを見込む。
　今後順調に行けば、来年度にも基本設計に着手する見通しである。