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建通新聞社
2020/12/17

【大阪】平野など3区役所ESCO 東芝Gが最優秀

 大阪市は、平野・生野・浪速の3区役所庁舎を対象としたESCO事業(シェアード・セイビングス契約)の公募型プロポーザルで、東芝エレベータとみずほ東芝リースのグループを最優秀提案者として選定した。同グループは今後、2021年度末までに省エネ改修工事(試運転調整含む)を完了し、22年度から省エネサービスを開始する予定だ。
 主な提案概要によると、3区役所共通項目として▽照明器具をLEDに変更▽衛生器具に節水栓を導入する▽BEMS(ビルエネルギー管理システム)を導入する(補助金を利用できる場合のみ)―など。また、平野・浪速区役所では、空冷パッケージエアコンの更新(補助金を利用できる場合のみ)などを予定している。
 平野区役所(大阪市平野区背戸口3ノ8ノ9)の概要は、鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建て延べ1万2742平方b。完成年度は01年度。過去3カ年の平均電気料金は2240万2248円。
 生野区役所(生野区勝山南3ノ1ノ19)の概要は、鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上7階建て延べ1万2687平方b。完成年度は04年度。過去3カ年の平均電気料金は1967万6759円。
 浪速区役所(浪速区敷津東1ノ4ノ20)の概要は、鉄骨鉄筋コンクリート造地下2階地上7階建て延べ9739平方b。完成年度は02年度。過去3カ年の平均電気料金は1609万1322円。
 市が17年度までに導入したESCO事業の効果は、光熱水費削減額が計約14億8000万円、二酸化炭素削減量が計約2万8000d、エネルギー削減率が平均約30・1%となっている。
 市では今後、西淀川・淀川・東淀川の3区役所などを対象にESCO事業を導入することを検討している。

提供:建通新聞社