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日刊建設タイムズ社
2020/12/18

【千葉】22年8〜9月公告へ/南流山中の移転・建設工/設計プロポ手続き開始/流山市

 流山市は南流山中学校について、2024年4月の東洋学園大学旧校舎への移転を計画している。建設工事については、22年12月議会での工事請負契約の承認を目指し、同年8〜9月ごろに総合評価落札方式の一般競争入札を公告する見込み。議決後早期に着工し、23年度末の完了を目指す。17日には、設計業務委託の簡易公募型プロポーザルを公告した。業務委託費は1億8202万円以内。各年度の限度額は、20年度631万円、21年度1億4003万4000円、22年度3567万6000円(いずれも税抜き)。委託期間は、契約締結日の翌日から23年1月10日まで。

 南流山駅周辺では大型マンションや戸建て住宅の立地が進み、南流山小学校の児童が急増。南流山小学校の教室不足に対応するため、南流山中学校施設を分離新設小学校として使用するとともに、南流山中学校を東洋学園大学旧校舎に移転することとなった。
 東洋学園大学旧校舎は鰭ケ崎1662―1ほかの敷地面積4万9877・32uに所在。用途地域は第一種中高層住居専用地域で、建ぺい率50%、容積率100%。第一種高度地区(12m)、東洋学園地区地区計画が設定されている。
 改修予定施設は、校舎棟、体育館、武道場、調理場、付属施設、外構、グラウンド。増築予定施設は屋外プール、体育倉庫、駐輪場。改修予定施設の総延べ床面積は3万775・63u。予定学級数は42学級以上。
 設計業務とは別に、コンストラクション・マネジメント方式によるCM業務を委託する方針となっている。
 設計業務のプロポーザルの主な応募資格は、市の入札参加資格者名簿(測量・コンサルタント:建築一般)に登録され、業務を実行する能力を有する単独企業またはグループ。応募企業またはグループの代表企業は一級建築士事務所として登録されていること。
 主たる業務および市との総合調整を行う者に対しては、一級建築士の資格および、10年以上の実務経験を求めている。また、代表企業および主任技術者は、過去5年以内に学校の建築工事に関する建築設計業務を完了した実績が必要。
 今後は22日に参加表明書に関する質問を締め切り、28日に回答。21年1月4〜12日に参加表明書の提出を受け付け、同月21日の審査会を経て、同月22日に書類審査結果を発表・通知。
 さらに、同月25〜29日の提案書に関する質問の受付期間、同月26日・27日の現地確認会、同年2月5日の質疑回答を経て、同月22日〜同年3月4日に提案書の提出を求める。同月17日にプレゼンテーション・ヒアリングを実施し、同月19日には選定結果を発表・通知する予定。詳細協議および契約締結は同月下旬。
 最優秀提案者との協議が整わない場合は、優秀提案者のうち、上位者から順に同様の協議を行う可能性がある。
 質問は電子メール、また参加表明書および提案書などは持参で、学校施設課に提出すること。
 設計業務においては▽既存施設の調査▽一般業務▽追加業務▽測量▽増築予定場所の地質調査――などを行う。
 既存施設の調査では主に、施設および設備の状態を確認の上、活用の検討を行い、21年6月30日までに調査結果資料の作成と報告を行う。
 一般業務では、建築・電気設備・空調換気設備・給排水衛生設備・昇降機設備・付随する設備および外構の基本設計・実施設計を取りまとめる。
 基本設計・実施設計のスケジュールは▽21年6月末まで=積算の目標値となる概算工事費の算出▽同年9月中旬まで=基本設計に基づく工事費概算書の提出▽同年11月30日まで=基本設計の策定▽22年3月中旬まで=実施設計に基づく工事費概算書の提出▽同年7月25日まで=実施設計の策定――となっている。
 追加業務の内容は、積算、増築・改修対象施設の面積表の作成、工事工程計画の作成、建築確認申請その他法令手続き、設計VEへの協力、パース図の作成、国庫負担事業認定申請手続きの補助、リース契約導入の検討など。
 測量においては、改修設計および敷地分割に必要な現況測量、真北測量、高低測量を実施し、求積図を作成。
 地質調査では、30m×5か所の土質ボーリングを実施。地盤調査は、土質ボーリング、標準貫入試験、土質試験、解析等調査による。k_times_comをフォローしましょう
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