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北陸工業新聞社
2020/12/18

【石川】設計、指定管理を一括公募/羽咋駅前賑わい交流拠点/市、公有地の活用も来年上半期にプロポ

 羽咋市は、JR羽咋駅前の旧商業施設マルシェ跡地で計画する官民連携による「賑わい交流拠点施設(仮称)」について、設計者と指定管理候補者、公有地活用事業者を一括して公募する方針だ。公募型プロポーザル方式を採用し、来年上半期に実施する方向で調整する。
 市は8月、建設業やサービス業、不動産投資事業など県内外の8社を対象にサウンディング型市場調査を実施。参加業者から公共部分が入る交流機能にはDBO(設計・施工・運営)かDO+B(設計運営、施工別途発注)、民間による商業機能にPRE(公有地活用事業)を求める提案が多数あったことを踏まえ、DOとPREを一括して事業者を募ることにした。
 市は今後、具体的な公募条件やスケジュールの詳細を詰めていき、事業者選定へ向けた準備を加速させる。
 市が3月に策定した羽咋駅周辺整備基本計画によると、賑わい交流拠点施設は「交流」「広場」「商業」の3機能を集約し、屋内公園や絵本コーナー、図書カフェ、eスポーツ、ダンス・エクササイズ、料理教室、生活日用品店、クリニックなどの導入を想定する。民間による整備を除く公共部分の延べ床面積は約3000平方メートルを見込む。
 敷地面積は約6500平方メートルで「エントランス」「広場」「施設」「駐車場」の4ゾーンに区分する。現在工事が進むマルシェの解体は来年3月に完了し、更地となる予定。施工者は今村・一松特定建設工事共同企業体。
 羽咋駅周辺整備では、賑わい交流拠点を中心に、都市計画道路川原町線、県による長者川改修の3事業を展開。さらに、施設利用者の利便性向上や災害時に備え、周遊連絡道路(市道羽咋101号線)の拡幅も併せて行う計画としている。
 長者川の改修を除く概算事業費は約28億円を見込んでいる。
 基本構想や基本計画の策定業務は国土開発センターが担当した。

hokuriku