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建通新聞社
2020/12/21

【大阪】大阪府警 八尾警察移転改築設計を21年度

 大阪府警察は、八尾警察署の改築移転計画で2021年度、新庁舎の建設に向けた基本・実施設計を外注する予定だ。21年度当初予算に基本・実施設計費などとして約1億円を要求している。
 同計画では、庁舎の新築と既存の中河内府民センターの減築改修を予定。21年度から減築改修工事に着手し、新築工事は23〜25年度の3カ年で実施する方針だ。
 府民センターの減築後の規模は地下1階地上4階建て延べ約4400平方bとなる見込み。同センターの所在地は八尾市荘内町2ノ1ノ36。
 府民センタービルの西側に建設する新庁舎の想定規模は、5階一部4階建て延べ7200平方b。4階部分は屋上緑化とする。署員300人が勤務できる執務スペースなどを確保できる規模とし、敷地南側には大型車両庫(約200平方b)の整備も計画している。
 現在の八尾警察署は、八尾市高町3ノ18に位置。1966年の完成で、建築後50年以上が経過している。耐震補強は終了しているが、施設が老朽化している他、敷地の狭さから倉庫が無く、資料や備品などを置くスペースが不足している状況だ。
 既存規模は、旧館が鉄筋コンクリート造3階建て延べ1390平方b。新館が鉄筋コンクリート造地下1階地上4階建て延べ3764平方b。新庁舎完成後の2026〜27年度に解体撤去し、跡地の活用方法については今後検討する。
 21年度当初予算に要求している同事業関連費は次の通り。
 ▽基本・実施設計費=7723万円▽地質調査費=1156万円▽撤去設計費=979万円▽アスベスト含有調査費=168万円

提供:建通新聞社