全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　１９５０年から世界で初めてウミガメの保護に取り組む美波町は、「日和佐うみがめ博物館カレッタ機能強化事業」として、本年度から２０２４年度までの５カ年計画で現施設の展示内容や飼育設備などを全面的に見直す。これに伴い▽建築関係業務（来館者快適環境整備、海が見えるカフェ整備など）▽展示関係業務（魅力的な展示解説、体験型展示施設整備など）▽データベース化業務▽キャッシュレス導入業務−の４業務の委託先を決める公募型プロポーザル手続きを開始した。いずれも12月28日までに参加申し込み、21年１月８日まで企画提案書の提出を受け付け、同月中にプレゼンテーションなどを行い、選定委員会で契約候補者を決定する。
　主な参加資格要件は、建築関係と展示関係が、１級建築士事務所登録をしている同町の設計・測量・建設コンサルタント等の有資格者。また、今後、別途発注予する基本計画策定・基本・実施設計、工事に係る監理業務を受託可能な他、過去20年以内に展示部門の面積１０００平方�b以上の同種施設（美術館、博物館、資料館、水族館、その他展示・収蔵機能を有する文化施設）の基本計画策定または設計業務の元請実績（予定技術者も同様実績）などを求めている。データベース化とキャッシュレス導入業務の主な参加資格は、町の設計・測量・建設コンサルタント等登録業者で、10年以内に同様業務の元請実績の他、建築、展示関係と同様に、今後別途発注予定の業務が受託可能な者など。４業務の契約期間は21年３月31日まで（21年度以降は年度別分割契約）。
　事業の全体スケジュールとしては、20年度に事業調査、21年度に基本計画・基本設計・実施設計をまとめ、22年度に屋外飼育施設等工事、23年度に屋内１階施工、24年度に屋内２階施工を実施する予定。22〜24年度に実施する工事については、別々に発注する方針。
　所在地は美波町日和佐浦３７０。
提供：建通新聞社