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滋賀産業新聞
2020/12/22

【滋賀】守山市 北部図書館の機能等整備設計

 守山市は、先に公募型プロポーザルを実施していた「北部図書館機能等整備工事設計業務」について、優秀者を水原建築設計事務所(彦根市)―芦澤竜一建築設計事務所(大阪市北区)設計共同体に決定した。今後は、この設計共同体による設計業務を年度末にまとめていき、順調にいけば工事を4月に公告、6月に契約、着工まで進めたい考え。また、工事費は2億9000万円を見込んでいる。
 同工事は、水保町地先にある市管理の速野会館(公民館)の改修、耐震、増築工事を行うもの。同会館は、昭和53年に建てられ、敷地は1374・20平方b。建物はRC造2階建、延500・75平方b。建設より躯体は触っておらず、老朽化が進んできており耐震機能もないことから、建物全体の改修及び耐震機能を備える。また、市立図書館の分館として機能の一部を置くため同施設を増築し、そこに図書館スペースの延200平方bと、コミュニティ機能の向上として多目的スペースなど延100平方bを整備する。増築部分はS造2階建、延380平方b程度の予定をしている。同市は、近隣住民の活動の拠点とするとともに、老若男女が読書に親しみ新たな交流が生まれる施設を目指す。
 今回の基本・実施設計の業務条件は、ユニバーサルデザイン、バリアフリー化を考慮しエレベーターの設置をすることや、既存敷地内において会館の増築を行うにあたり、駐車場も含めた敷地全体を計画の対象とし、駐車場等の必要台数は現況の台数確保を原則とし、必要に応じ外構工事(駐輪場の移設等)を検討する。▽車いす使用者用駐車スペース1台▽普通車駐車スペース11台(うち1台は電気自動車用充電スタンドを設置)▽駐輪場:19・34平方b―など。

提供:滋賀産業新聞