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日本工業経済新聞社(群馬)
2020/12/21

【群馬】川場村は村道谷地生品線の改良工事を年明けに

川場村は谷地地内で進める村道谷地生品線の改良事業で、残る4件の工事を年明けにも指名通知する。(仮称)姥堂大橋の橋面舗装工、A1とA2側それぞれの取付道路改良工、機能補償道路舗装工の4工事。4件合わせて工事費に約1億円が想定されており、A1側の改良工事が最大の工事費となる見込み。供用開始は2022年4月ごろを目指しており、21年度中の工事完了を予定している。
同事業は01年度から進めており、姥堂大橋架け換え含め改良計画の全体延長は約950m。道の駅川場(萩室385)へのアクセスとなるため、利便性向上が期待されている。
改良事業は(仮称)姥堂大橋の上部工架設を古河産機システムズ(東京都千代田区)が進めている。P1橋脚と右岸側の護岸工を関東建設工業(太田市)、A1橋台と盛土工を沼田土建(沼田市)、A2橋台は萬屋建設(沼田市)が担当した。
新橋は薄根川を渡る橋長100mの2径間連続鈑桁橋。橋面舗装工は約1000uを対象にアスファルト舗装を行う。橋梁設計業務は大日本コンサルタント(東京都豊島区)が担当した。
道路改良工は橋の取り付け部で実施。A1側は延長約150mで望郷ライン線へ、A2側は約60mで村道赤羽線に接続させる。幅員は全幅10mで車道幅員7m、片側に幅員3mの歩道を設置する。
機能補償道路はA1橋台付近の工事用進入路として使用しているルートで、アスファルト舗装を施す。延長は100m前後を予定しており現在、最終調整中。道路部分の設計業務は関東測量(前橋市)が手掛けた。
現在の姥堂橋は1961年に架設され、複数回補修工事を行っているが老朽化。危険な状態ではあるものの付近に農地や民地があり、利用している住民もいるため残すか解体するかの方針を今後も検討する。現段階では解体費用も掛かることから、事業完了後、早急に解体する計画はないという。