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日刊建設タイムズ社
2020/12/21

【千葉】都市機能誘導区域に9地区/木更津市が立地適正化計画案/馬来田駅周辺等に大型店舗

 木更津市都市整備部都市政策課は「木更津市立地適正化計画案」をまとめた。居住誘導区域に金田地区など6地区、都市機能誘導区域にかずさアクアシティ地区など9地区を設定。都市機能誘導区域への新規誘導施設として、JR木更津駅周辺地区および内港地区に文化ホール(中規模ホール)、JR馬来田駅周辺地区と波岡地区(西部)に大型小売店舗(1000u超)を想定する。計画期間は2030年度まで。計画案については、今月18日から来月16日まで意見募集を実施する。
 立地適正化計画では、都市計画区域全域に「立地適正化計画の区域」、市街化区域の内側に「居住誘導区域」、さらにその内側に「都市機能誘導区域」を設定する。居住誘導区域は、居住を長期的にゆるやかに誘導していく区域。都市機能誘導区域は、商業・医療・子育て支援施設等の都市施設の立地を都市の中心拠点や生活拠点に維持・誘導することで、各種サービスの効率的な提供を図る区域。
 居住誘導区域には▽木更津地区・清川地区・岩根地区(南西部)▽金田地区▽岩根地区(北東部)▽富来田地区▽波岡地区(西部)▽波岡地区(東部)――の6地区を設定。
 都市機能誘導区域には▽JR木更津駅周辺地区および内港地区(都市再生拠点、区域面積217・0ha)▽築地地区(都市再生拠点、同60・3ha)▽かずさアクアシティ地区(交流拠点、同136・4ha)▽JR巌根駅周辺地区(地域中心拠点、同65・7ha)▽JR馬来田駅周辺地区(地域中心拠点、同12・4ha)▽木更津地区(東部)・清川地区(生活拠点、同102・3ha)▽請西地区(生活拠点、同18・8ha)▽波岡地区(西部)(生活拠点、同8・8ha)▽波岡地区(東部)(生活拠点、同6・3ha)――を設定した。
 このうち、区域外からの移転または新規誘導施設として、JR木更津駅周辺地区および内港地区で文化ホール(中規模ホール)、JR馬来田駅周辺地区と波岡地区(西部)で大型小売店舗(1000u以上)を想定する。
 立地の適正化に関する方針では「日常生活の利便性を維持する居住地の形成」と「地域特性に応じた魅力的な拠点の形成」の2つを定め、各種誘導施策に取り組む。
 居住地の形成では、子ども・子育て世代が安心して子育てできる環境づくりや、高齢者等の健康支援、商店街・商店の魅力化支援、空き店舗対策、空き家対策を実施。魅力的な拠点形成では、公共交通対策、民間事業者・関係機関との連携した拠点づくり、既存ストックや未利用地の有効活用などを実施。民間事業者・関係機関と連携した拠点づくりでは、公園を活用した賑わい創出事業(パークベイプロジェクト)、新庁舎整備、文化ホール(中規模ホール)整備、公設地方卸売市場の再整備、マンション建設の促進などに取り組む。k_times_comをフォローしましょう
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