建設新聞社
2020/12/22
【東北・福島】横河建築設計事務所が最優秀/田村市新病院等基本設計プロポ
福島県田村市は、公募型プロポーザルにより受託者選定を進めていた新病院 ・厨房施設基本設計業務について、横河建築設計事務所を最優秀提案者とした。
プロポーザルには4者が参加。16日にプレゼンテーション審査を行い、18日付けで審査結果を公表した。
新病院は、現在の市民病院(田村市船引町船引南町通111)が手狭であることなどから、国道349号に近い田村市船引町屋頭清水115の1ほか地内の敷地1万2000平方bに移転新築するもの。敷地内には新病院だけでなく、厨房施設、民設民営の認可保育所を一体的に整備する。
本業務は新病院と厨房施設の基本設計を作成するほか、地質調査、概算工事費算定、ECI方式などを視野に入れた工事発注方式の検討も行う。履行期限は2021年5月28日としている。
新病院の規模は、3階建て、延べ約6400平方bで内科、外科、小児科などを診療科目とし一般病床50床を設ける。
厨房施設は、平屋建て、延べ325平方bで1日当たり470食(保育所・病院給食、一般飲食用)を調理可能とする。工事費は病院が約29億円、厨房施設が約2億7000万円を見込んでいる。
基本設計以降について、ことし3月に公表した新病院建設基本計画では、21年度から22年度にかけて実施設計を作成し、22年度内の建築着工、24年度内の開院を目指すスケジュールとしている。
提供:建設新聞社