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建設経済新聞社
2020/12/22

【京都】府庁に常設の危機管理センター整備 令和3年度当初予算案に基本設計費

 京都府は、常設の危機管理センターを京都市上京区の府庁内に整備する。危機管理部は、令和3年度当初予算案の予算要求で危機管理センター整備計画策定費として1000万円を要求した。
 府は、職員福利厚生センター内に災害対策本部をその都度設置しているが、職員福利厚生センターは府庁2号館の北側にあり、対応する各部署から若干離れているため、迅速な設置に課題があることから、危機管理部の入る府庁1号館を念頭に災害対策本部の機能を持つ危機管理センターを常設する計画。
 危機管理センターの整備により、頻発・激甚化する自然災害や、原子力災害、多様化する危機事象に迅速・的確に対応できるようにする。また国の支援・応援体制が整ってきたことから、その受け入れスペースも設ける考え。
 危機管理センターの主な機能は、○災害警戒・対策本部機能○気象災害情報の収集・分析機能○情報伝達・発信機能○応援受援拠点機能○災害対策要員支援機能など。
 危機管理部は、令和2年度当初予算に危機管理センター整備計画策定費400万円を確保し、検討を進めた。
 令和3年度当初予算案の予算要求では、危機管理センター整備計画策定費として1000万円を要求。危機管理センターの基本設計を実施する考え。
 当初計画では、令和4年度に整備工事を行い、令和5年度の稼働を目指す。