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建通新聞社(中部)
2020/12/24

【三重】旧株式会社三重ソフトウエアセンターの社屋を解体撤去へ

 三重県は、四日市市桜にある「旧株式会社三重ソフトウエアセンター」(国・四日市市・県・民間企業などが出資)の社屋について、廃止し解体撤去する計画を公表した。12月14日に行われた県議会常任委員会(総務部関係)で県側が説明したもので、解体工事は四日市市が発注することや、解体経費の県負担分を2021年度当初予算に計上していく考えを示した。
 同センターは、システムエンジニアの育成などを目的に鈴鹿山麓リサーチパーク内に1993年に設立(建設)された。その後、経営環境が厳しくなり、2008年に解散、清算結了し、19年4月から休館していた。その後、四日市市が入居募集をしても応募者がなく、また利活用する場合にしても大規模修繕が必要となることから、市と協議して廃止し解体することを決めた。
 施設規模は鉄骨造3階建て延べ2595平方b。解体工事は設計費も含めて約1億5000万円を見込んでいる。持ち分割合は、市が約78%、県が約22%の比率となっており、解体費用も同比率に合わせて配分する予定。解体設計も四日市市が行う予定で、市の12月補正予算に設計業務として21年度の債務負担行為で380万円を設定している。
 今後のスケジュールでは、設計を20年度に発注し、21年度への継続で業務を行い、21〜22年度に解体する予定で、今後、市側と協議するものとしている。
 所在地は、四日市市桜町3690ノ4。敷地面積は7535平方b。土地は四日市市の所有地。

提供:建通新聞社