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鹿児島建設新聞
2020/12/25

【鹿児島】鹿大病院 アメニティ施設整備/優先交渉者 大和リースGに/来年度設計、22年度から建設 

 鹿児島大学病院は、(仮称)アメニティ施設整備を運営まで含めた事業手法をBОT方式に決め、公募型プロポーザル方式で選定作業を進めていた。24日、優先交渉権者は大和リースを代表とするグループに決定。2021年度に設計、22年度から建設に入り、24年度の供用を目指す。次点者は鹿島リースグループだった。 
 事業予定地は、鹿児島市桜ケ丘で対象用地は旧医科病棟取り壊し跡地の一部(約800u)。建物の2、3階部分は医学部臨床講義棟と建設中のA棟を廊下で接続させるほか、各階を結ぶ階段と車いす用エレベーターを設置する。建物規模はS造またはRC造3階建約2560uを想定。 
 施設内容は、コンビニエンスストア、コーヒーショップ、一般者用と教職員用のレストラン、書籍・文具・雑貨等を取り扱う店舗、理・美容室、金融ATM、大学使用スペース(郵便仕分け室、控え室6施設)は必須とする。 
 事業手法は、大学側から事業用地を有償での貸与を受け、事業者は自ら資金を調達して施設を建設。契約期間にわたり維持管理、運営まで行い、事業期間終了後に施設を大学側に移転するBOT方式で実施する。 
 今後のスケジュールは、優先交渉権者と協議を行い、基本協定書の締結、契約を20年度内に行う。合意に至らなかった場合には、次点者との協議を開始する。 
 再開発事業が進む同病院では、隣接地で進む外来診療棟・病棟(A棟)の工期が24年1月31日までで同年9月が開院目標。その後、24年度から医科診療棟や管理棟、医療情報施設、仮称プレハブ棟を解体するほか外構の整備に入る。また、ロータリーの設置や立体駐車場の新営を行い事業全体が完了する。  

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