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北陸工業新聞社
2021/01/05

【石川】大和物流(大阪)が白山市進出/延べ2万3819平方メートル、来月着工へ/松本町で建設/大和ハウスの設計・施工

 県内で物流拠点新設が相次ぐ中、新たな動きが出てきた。大和ハウスグループの物流部門で住宅や建築・建材の総合ロジスティクスを展開する大和物流(大阪市西区、木下健治社長)が、白山市内で2万平方メートルを超える用地を確保し、大型の物流新拠点の建設を計画していることが4日、明らかになった。
 計画によると、場所は北陸自動車道・徳光スマートインターに近接し、主要地方道金沢美川小松線沿い、白山市の松本工業団地に隣接する白山市松本町889番の一部他で敷地面積は2万2530・03平方メートル=写真。新拠点の工事名称は、「(仮称)金沢・白山物流センター新築工事」で、建設規模はS造2階建て延べ2万3819・20平方メートル(建築面積1万1934・70平方メートル)。
 工事スケジュールとしては、2月中旬に着工し、2022年3月下旬の完成を予定している。設計は、大和ハウス工業金沢支社建築一級建築士事務所(金沢市鞍月)、施工は同金沢支社(同)となっている。
 大和物流は現在、金沢市神野町の金沢トラックターミナル内に「金沢物流センター」を有しているが、今回の計画地は徳光スマートICに近く、金沢美川小松線の4車線化が進められるなど、金沢近郊で交通アクセスが良く、利便性を考慮したものとみられる。
 県内では昨年来、日本通運金沢支店(金沢市)が同市高柳町地内で「(仮称)日本通運金沢支店 高柳物流拠点建替工事」を計画するほか、医薬品卸・調剤薬局事業の東邦ホールディングス(東京)が金沢市の金沢森本インター工業団地における「(仮称)北陸東邦物流センター」の建設が明らかになるなど、物流拠点開設の動きが目立ってきている。

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