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滋賀産業新聞
2021/01/07

【滋賀】近江八幡市 新庁舎の整備

 近江八幡市は、ビッグプロジェクトの一つである新庁舎整備事業について、設計施工一括発注方式(DB方式)の採用を決定。7〜8月頃に公告を行い、業者選定を終えた後、12月議会承認後に契約を結び、事業を進めていく方針を明らかにした。
 工事については、選定業者の施工技術及び計画内容により変動することを想定した上で市は、おおよそ来年秋頃からの着工になると見込んでいる。完成は、23年12月頃を目標としている。
 なお、庁舎整備基本設計業務は、滋賀県建築設計監理事業協同組合が担当。
 計画では、現庁舎敷地内に4階建、延約9000平方bの新庁舎を建設する。概算整備費は、41億8000万円〜46億3000万円程を見込んでいる。
 整備内容を見ると、現庁舎を使いながら工事を進めていくことから、作業ヤードと来庁者の安全なアクセスを同時に確保できる西側に新庁舎建設を計画、現庁舎解体後は跡地に広場と親水空間を設け市民の交流スペースへと整備する。初めて来庁した人にもわかりやすい明快な全体構成となるよう、市民の利用の多い部署を1・2階に集中配置、管理・市長室関係を3階、議会関係は4階と明確な階別ゾーニングとした。全体にユニバーサルデザインを採用し、採光・照明で視環境に配慮したり、大型スイッチや人感センサーを設置するほか、内装に地場産の木材を使用し暖かみを持たせるなど、すべての世代が使いやすい施設を追求する。
 また、自然環境を活かした「環境共生型庁舎」となるよう、高寿命機器を採用する省エネシステムの構築や環境負荷低減の取り組みの一環としてエコボイド等を設置する。

提供:滋賀産業新聞